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勝手にしやがれHeyしすたー

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ルパンと次元


ルパンと次元 (あと五右ェ門とふーじこちゃんも)



   さてさて。

   私が次元をこよなく愛しているというのは、日記にも書いてることですが、
   でもって、次元(またの名をルパンの相棒)が最も次元らしいのは、
   旧シリーズであり、私がルパン作品で一番愛しているのも、やはり
   旧シリーズであります。ってことも書いてると思う。

   それでも新シリーズの、次元エピソードもやはり好きいいいいいい!!!

   とまあ、大いに矛盾してるんですが、そこはご容赦いただいて、ちょっと
   新シリーズのエピソードネタで語ろうと思います。

   五右ェ門ファンには、ずぅぇったいに外せないという「五右ェ門危機一髪!!」
   って話があります。
   五右ェ門も好きな私、何度この話を観たか分かりませんが、2人組(男と女)
   の殺し屋が、ルパンの弱点を聞き出すために、五右ェ門に拷問の限りを尽くし、
   ぼろんぼろんにされ、それでも五右ェ門は最後までしゃべらなかった・・・

   って内容。

   かなり泣けます。この話なくして、五右ェ門は語れないでしょう。
   助けにきたルパンが「俺のために、こんなにぼろぼろになっちまって・・・」
   と涙し、抱きしめるのですが、ふと・・・

   次元だったら、こうはならないよなあーーーと。

   うーーん。ルパンのためにぼろぼろになるってのが、イメージじゃないってのも
   あるけど、ルパンががばっと抱きしめるのもイメージじゃない。

   この話のラストで、次元が実際に、
   「俺は五右ェ門みたいに頑張らないで、とっととしゃべっちまいたいから、
   弱点教えといてくれ」
   てな感じの台詞を言います。

   確かに次元、あっさり言うかも。
   「弱点しゃべったって、ルパンどうせやられないし」って思ってるし。
   ああしゃべるんじゃないかな。「ルパンの弱点はたこ」ってさ。
   (旧作ファンには常識だと思うが)

   ってまあ、さすがに冗談入ってますが(笑)、ルパンと次元の関係は、言葉の要らない
   関係である、というようなことが言いたいのです。


   で。

   私的新シリーズベストは「荒野に散ったコンバット・マグナム」なんですが、
   ええ、次元主役の話。

   お仕事と次元の決闘が重なってしまい、速く国境まで逃げなきゃならんのに、
   次元は道を知らない。

   この回五右ェ門は、次元を心配して自分が代わりに決闘をしようと、問題の相手
   (ストーンマン)に直談判までする。
   とことん友情に厚い、彼らしいですが。
   当然といえば当然だけど、ルパンはしらんぷり。

   次元を決闘場所に置いて、3人は先に国境を目指すのですが、ふーじこちゃんが、
   ルパンを「あなた随分薄情じゃない」なんて責める台詞もあります。
   実は(どう見ても)惚れているふーじこちゃんに心配してもらって、次元も本望
   でしょう。(笑)

   銃を抜こうとした次元。ホルスターには石!! あらびっくり!!
   石には「ハジキは預かった。国境までの道しるべを残して」なんて書かれている。
   ルパンはコンバットマグナムをばらして、国境までの道に散らしておき、次元は
   それを組み立てながらストーンマンから逃げるのです。

   「どうせばらまいてくなら、お宝の方でもよかったんじゃねぇのか?
   え、ルパンよ」

   最後の最後で、その目論見に気づいたストーンマンが、弾倉を撃ち飛ばし、すかさず
   ルパンがワルサーで打ち返し、ジャンプして次元がキャッチ、組み立て、直後、

   撃つ。


   この一連のモーションは、

   ひいいいいいいいじーーげーーーんっ!!! きゃあああああああもおお
   どーにかしてええええ!!!!

   って悲鳴が上がるほど、かっこ良過ぎです。


   上記の次元の独白のように、まいてくのをお宝にしなかったのは、ルパンとしては
   決着を国境手前でつけさせたかったからか?
   実際「次元!!」ってルパンの叫びに反応して、次元は車に飛び乗るのだし。

   って本とは、「次元のカッコよいとこを見るため」

   ちゅうほど、途方もなくカッコいいんですがね。


   ルパンと次元、信頼とか友情とか、そういったものは、超えたところにいるのでしょう。

   一々言葉にしなくても、細かいタイミングまで計れる2人の関係は、「バラとピストル」
   という話でも、カッコよく表現されています。


   次元大介、またの名はルパンの相棒。
   彼はルパンのためにのみ、存在するのです。


   (03・10・16)


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